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着物について、徒然日記
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05/03

2024

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昔の帯に多いですが、二巻きするとたれが足りない短い帯や、普通に巻くとポイント柄がうまく出せない位置にある帯、があります。どちらも同じ巻き方で対処できますので、その流れを載せてみたく思います。参考にしていただけたら幸いです。(*^-^)



始めに枕をつけて、背につけます。枕のガーゼはしっかり結びます。
自装の場合は枕に帯揚げをかけておき、帯揚げは前でからげて放っておきます。
(枕を乗せる土台がないため、補正するときに背中の補正を厚めにすると安定しやすいです)

※今回はポイント柄を出したいためたれが長めになっておりますが、全通で短い帯の場合はお太鼓が作れるだけのたれの長さにして枕をつけます。


うしろはこんな感じです。
(わかりやすいようにたれを上にあげておりますが、実際は上げずにこのあとの処理をしていきます)


枕の下のたれ元を三角にたたみ、巻いていきます。


今回は右に巻いていきます。


一巻きしました。


ポイント柄の位置を調整したい場合はここでします。柄を少しずらしたいと思います。
(調整しなくていい場合は、そのまま巻いていきます)


柄を出したい位置を決め、枕のガーゼにひとまずクリップで留めます。


そうすると枕の下に余りが出ます。


たたんで、


クリップで留めます。


一巻きしたら締めます。
(右手で巻いた手先を抱え、左手はクリップをとめたところを持って締めます)


二巻きはせずに、


自分の中心から4~5cm程度左側から内側に折り返し、そのまま折り込んでいきます。


せっかく巻きましたが一度ほどき、すべて折り込んでからまた巻いていきます。


巻いたら締め、
(枕が下がりやすいため、後ろ手で枕を上にあげ、帯も後ろが高くなるように意識して締めます)


前はクリップで留めておきます。


後ろのクリップが一巻き目にしか留まっていないので、一巻き目と二巻き目両方に留め変えます。(柄の調整をしなかった場合も、ここでクリップを留めます)
他装の場合は、ここで帯揚げをかけます。


前のクリップを外すと、これがお太鼓の中に入れる手先になるため、他装の場合はこの手先を使ってお太鼓を作ります。
自装の場合は、お太鼓を仮紐で作ってから前のクリップを外して手先をお太鼓の中に入れて仕上げます。


帯締めと帯揚げを仕上げて、


ぱっと見ではわかりませんが、


手先が二重になっております。


前は一重です。

結んでいない上に一巻きしかしていないため、帯締めをしっかり締めても、後ろのクリップは外さないほうが安全です。

柄が気に入っているのに短くて締められないという帯も、このやり方でお太鼓を仕上げることができます(^-^)
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